川平内科緊急情報のブログ
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11月になりました
今回も運動療法について書きます。
透析患者さんでは運動耐容能・歩行機能・身体的QOLのいずれも改善効果が得られているため、腎臓リハビリテーションガイドラインでは運動療法を行うことが推奨されています。
特に運動療法を開始してから6ヶ月未満と6ヶ月以上の臨床研究では6ヶ月以上実施した方が大きな運動耐容能の改善効果がみられています。
透析中に運動を行う場合、透析直後に行うと低血圧のリスクが増える可能性があるため透析時間の前半で行います。
前回もお伝えしましたが、透析中の運動はサイクルの他にもゴムバンドを使用したり、様々な方法を紹介しています。気になる方や運動をやってみたいと思われる方はスタッフに気軽にお声がけ下さい。
10月になりました
透析中にサイクルをしている患者様を見かけると思いますが、当院では次のような理由で透析中の運動を推奨しています。
①透析中の血圧が安定する事が立証されている
②透析時間の有効活用
③ストレスの緩和
④生活の質の向上
⑤体力低下予防
⑤の体力低下予防については、1日4時間の透析患者さんにおいては、治療のため年間624時間(26日間)ベッド安静を強いられるため、同世代の透析をしていない方に比べて体力が低下しやすいと言われています。
体力が低下すると日常生活動作に障害をきたしやすく、転倒などによる圧迫骨折や脊柱管狭窄症などのリスクが高まります。
透析中の運動は、サイクルの他にもゴムバンドを使用したり、様々な方法を紹介していますので、気になる方や運動をやってみたいと思われる方は、スタッフに気軽にお声がけ下さい。
9月になりました
今回は患者会について書きます。
現在、ごくわずかな自己負担で透析が受けられるのは、先人の腎臓患者が力を合わせて患者会を結成し、行政などに粘り強く働きかけた成果です。患者会は、同じ病気の仲間の情報交換や交流などの活動を行う以外にも、社会への働きかけを行うという側面もあります。透析施設ごとに患者さん達が集まった病院患者会(当院は川平内科腎友会)が最も身近な患者会です。