川平内科緊急情報のブログ
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2025年になりました🎍
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
お正月や年始にはたくさんの美味しい料理を食べる機会が多いと思いますので今回はリンについて書きます。
リンは人体に必要なミネラルの一種ですが、腎臓の機能が低下することで排泄されず、血液中のリンの濃度が上がるとカルシウムがリンと結合して石灰化します。それが心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしたり、かゆみや痛みの原因にもなります。そのため透析患者さんにはリンの制限が必要となります。
リンが多い食品:乳製品、ハム・ソーセージ・かまぼこなどの加工食品、魚卵、レバー、うなぎ等
リンを多く含む食品に気を付けながら、食事を楽しみましょう。
※最近、緊急連絡先に電話をしても、使われていなかったり、何度電話をしても繋がらないことがあります。
緊急連絡先や電話番号が変更になった際はスタッフにお知らせください。よろしくお願いします。
12月になりました
今回はクレアチニンについて書きます。
筋肉を動かすためのエネルギーを使った後に出てくる老廃物の一つです。クレアチニンは腎臓でろ過されて、尿として排出されるため血中のクレアチニン濃度が上昇している事は、腎機能が低下しているという事になるので、腎機能を評価する指標の一つとなります。
一方、クレアチニンが腎臓のはたらき以外で高くなる場合もあります。クレアチニンの数値は筋肉量に比例します。運動・筋力トレーニングや高たんぱく食の摂取によって筋肉量が過剰に多い場合には、クレアチニンの数値も高くなります。反対に、過剰に痩せていて筋肉量が少なくなっている場合には、数値が低くなります。
11月になりました
今回も運動療法について書きます。
透析患者さんでは運動耐容能・歩行機能・身体的QOLのいずれも改善効果が得られているため、腎臓リハビリテーションガイドラインでは運動療法を行うことが推奨されています。
特に運動療法を開始してから6ヶ月未満と6ヶ月以上の臨床研究では6ヶ月以上実施した方が大きな運動耐容能の改善効果がみられています。
透析中に運動を行う場合、透析直後に行うと低血圧のリスクが増える可能性があるため透析時間の前半で行います。
前回もお伝えしましたが、透析中の運動はサイクルの他にもゴムバンドを使用したり、様々な方法を紹介しています。気になる方や運動をやってみたいと思われる方はスタッフに気軽にお声がけ下さい。