川平内科緊急情報のブログ
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7月のブログ
今回はジェネリック医薬品についてです。
<ジェネリック医薬品とは>
新薬発売後、10年経過して特許が切れると、他の製薬会社も同じ薬を製造販売することが
できます。開発会社以外のメーカーが製造販売することをジェネリック医薬品と呼びます。
名前は異なりますが含まれる成分は全く同じであり、効果・副作用も同じになります。
6月のブログ
今回は薬の効果時間についてです。
<薬の効果時間について>
最近の薬は効果が長時間続くように工夫されていますが、中には数時間で効果が消失するものも
あるので、内服時間・回数をよく検討する必要があります。
例えば、降圧剤は内服後30分~1時間で効きはじめ、半日以上効果が持続するものが多いので、
現在の血圧で判断するのではなく、数時間後の血圧を予想した上で内服を判断します。
インスリンも同様に数時間後の血糖を予測して使用量を決めます。
5月になりました
青葉の美しい季節となりましたね。
今回は薬の代謝についてです。
内服した薬には代謝経路(排泄経路)が3通りあります。
<吸収されて肝臓で処理されるもの>
水に溶けにくい薬は血清蛋白(アルブミン)に結合して血管内を循環するので腎臓やダイアライザーでは濾過されません。肝臓で代謝され、水に溶ける物質に変化し、胆汁中に排泄されるので透析患者さんも用量の変更は必要ありません。グレープフルーツに含まれる物質も同じく肝臓で処理されるので薬の代謝に影響を及ぼします。グレープフルーツ以外の柑橘類は全く影響を及ぼしません。
<吸収されて腎臓から排泄されるもの>
水に溶ける薬の多くは尿に溶けて排泄されます。腎不全患者さんでは蓄積するので要注意です。内服量あるいは内服回数を減らす必要があります。
<消化管から吸収されないもの>
多くの胃酸やカリメート、ホスレノール等の吸着剤は吸収されないので副作用も消化器症状に限られます。コラーゲン、ヒアルロン酸、コンドロイチン等の巨大物質はそのまま吸収されず、消化液でアミノ酸レベルに細かく分解されてから吸収されます。