川平内科緊急情報のブログ
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4月のブログ
今回のブログより数回に分けて、よく使う薬の特性とその副作用について書いていきたいと思います。
まず初めに薬とサプリメントと食品の違いについて書きます。
<薬>とは、製薬会社が開発し、健康に有効な効果が証明された物質の総称を言います。保険適応となり、
自己負担が軽減されます。副作用も細かく調べられていて、使用方法を間違えなければ安全です。
どんな薬にも副作用がありますが、薬を飲まない事により病気が悪化する危険と内服した際に起こる副作用の
危険とを天秤にかけて、薬内服の是非を医師が判断する事になります。
<サプリメント>とは、一般企業が販売する病気に効果があるかもしれないと思われる物質で、副作用も
あります。効果を証明する必要がないので、効果がないものも中にはあります。逆に効果を表示すると
薬事法違反となります。素人が内服の是非を判断するものなので、強い副作用を伴うことは少ないですが、
企業側に副作用を調査報告する義務がないので、重篤な副作用を呈する事もあります。
<食品>とは栄養補給に有用と思われる物質で、保険は効きません。水分や塩分を摂りすぎると浮腫む、
ご飯を食べすぎると太る、等の副作用はありますが、一般的に問題になる事は少ないです。
川平内科透析患者様へ
3/16(水)夜間の地震についてのお知らせです。
川平内科停電していましたが、現在3/17(木)2時の時点で今のところ電気、水道復旧しました。
3/17(木)の朝より通常透析できます。
気を付けて来院して下さい。
3月のブログ
今回はALPとγGTPについて書きます。
ALPはアルカリフォスファターゼと呼ばれ、肝臓・骨・前立腺に含まれる酵素で、
胆管障害および骨代謝の活性化により増加します。
単なる肝障害よりも胆汁うっ滞によく反応し、その時はγGTPの上昇を伴います。
ALPだけが上昇している場合は、骨代謝の亢進(例えば、副甲状腺機能亢進症や骨折・
甲状腺機能亢進症など)による事が多いです。
正常値は健常人と同じです。
γGTPはガンマジーティーピーと呼ばれ、ALPに比例して変動します。
肝細胞に多く、単独で上昇している場合はアルコール性肝障害を疑う事が多いです。
正常値は健常人と同じです。