川平内科緊急情報のブログ
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7/27(火)の台風接近について
7/26 16時45分配信
7/27(火)宮城県を台風が通過する予報となっております。
今のところは通常透析の予定ですが、悪化時には夜間透析の方は早め入室や最終透析時間が変更になる可能性があります。
明日はラインやブログをこまめに確認して頂くようお願いします。
7月になりました。
梅雨に入り、曇りや雨の日が続いていますが、町のあちらこちらで紫陽花が綺麗に咲いているのが見られます。
さて、本日はCa(カルシウム)について書きます。
<Ca(カルシウム)が変動する要因>
①経口摂取量の変化
食事からカルシウムの摂りすぎで高カルシウムとなることは極めてまれです。カルシウムのサプリメントやカルタンの飲みすぎであることがほとんどです。
②骨からのカルシウム溶出
骨折、脳卒中などで寝たきりになってしまったとき、あるいは癌の骨転移などでおこります。
③二次性副甲状腺機能亢進症あるいはビタミンDによる腸からのカルシウム吸収亢進でおこります。
カルシウムはナトリウムに近いミネラルであり、過剰では血圧上昇、いらいら、皮膚のかゆみ、関節周囲石灰化、不整脈等を招きます。
動脈硬化を促進する働きも指摘されており、適正値を維持することが大切です。セメントの主成分であり、便を硬くする作用もあります。
血清アルブミン値によってカルシウム測定値が見かけ上変化してしまうので、下記の計算式により補正する必要があります。
「補正カルシウム値=Ca測定値-アルブミン+4」
Ca(カルシウム)目標値は8.5~9.5です。
何かありましたらスタッフまで。
6月になりました
今回はK(カリウム)について書きます。
カリウムとは全ての細胞の中に含まれるミネラルの一種でよく果物や野菜に多いといわれますが、肉や魚などにも多く含まれています。
カリウム値は7以上で不整脈の危険、8以上で筋肉脱力や心停止の危険があるため、6以下を目標とします。
また、カリウム値3以下でも脱力や不整脈の危険があるため低カリウムも避けなければいけません。
透析により低下するため、透析前の値が4を下回ってもいけません。
カリウムは熱では分解しないので、煮る・焼くなどの加熱処理のみでカリウムが減ることはありません。
野菜を下茹でするのは、野菜に含まれるカリウムを水に溶けやすくするためです。
食事中のカリウムを吸着して便に排泄する薬(ケイキサレート、カリメート、アーガメートなど)がありますが、いずれも便秘になりやすく注意が必要です。