川平内科緊急情報のブログ
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5月になりました
まだまだコロナワクチン接種はすすんでおらず、全国的にもコロナ感染者数の多い日が続いています。
GWもありますので、引き続き感染予防に努めていきましょう。
今月は尿酸(UA)について書きます。
☆尿酸(UA)
体質的に肝臓での産生が多い症例もありますが、透析患者様においては体質は気にしなくて良いです。
蛋白質が分解した際に最終ごみとして作られ、残腎機能があればその分だけ低くなります。
一般的には尿酸値7以上で痛風発作を起こしやすいと言われていますが、透析患者様は10値でも痛風発作を起こすことは極めてまれです。
高いと動脈硬化症になりやすいと言われ、ザイロリックやアロチームといった薬を併用して尿酸値9以下にすることが多いですが、臨床的な意味はあまり高くありません。
4月のブログ
今回はナトリウム(Na)値について書きます。
ナトリウム(Na)とは、血液の塩分濃度のことであり、135~145の
狭い範囲に厳密にコントロールされています。塩分を摂りすぎると
Na値が高くなり、のどが渇くため、体は水を飲んで薄めようとする
反応が起こります。結果、体重増加につながります。
Na値140前後を塩分に換算すると、食塩7~8gで水1Lに相当します。
つまり透析で1kg除水すれば、塩分も8g除去できるわけですが、2日で
4kg体重が増加した場合は1日に16gもの塩分を摂取していることになります。
調味料類の塩分1gの目安は、食塩小さじ1/5杯、しょうゆ小さじ1杯
ウスターソース小さじ2杯、ケチャップ大さじ2杯です。
水分を摂って増えた場合太ったのではなく、むくみであり、透析で除去
することができますが、食べて増えた体重は脂肪あるいは筋肉になるので
透析で除去することは出来ず、目標体重(ドライウェイト)を上げる必要があります。
一日水分量には、水・お茶・アルコールはもちろんのこと、果物・野菜・おかゆ・
アイスクリーム・ゼリー等の柔らかいものもすべて含みます。これらをすべて足して1日500g以内が理想と言われています。
3/22(月)の透析について
19時記載
3/19(土)の震度5強の地震では当院は異常ありませんでした。
3/22(月)は通常通りの透析となります。
今後の地震等の状況により変更がある場合は、再度緊急ブログに入力しますので、地震発生時はブログをご覧ください。