川平内科緊急情報のブログ
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12月になりました
今年もあとわずかになりました。来年もよろしくお願いいたします。
今回はシャントの狭窄と閉塞について書きます。
シャントはもともと人体にはない血液の流れです。
そのため、静脈が拡張したり、腕が腫れたり、穿刺痕にかゆみが出たり、こぶが出来たりと、さまざまな症状が出現し、穿刺による変化も現れます。それが引き金になりシャントが狭くなって(狭窄)しまったり、塞がって(閉塞)しまったりすると透析が行えなくなることもあります。
当院ではトラブルが起きた時などシャントエコーをしてシャントの状態を確認しています。
11月になりました
寒くなってきたので、体調を崩さないよう気を付けていきましょう。
さて、今回はシャントについてです。
血液透析では1分間に200~300㎖程度の血液をダイアライザーと呼ばれる透析器(人工膜)に送り込みます。
これほど大量の血液を腕の静脈から取り出すことは困難なため、動脈と静脈をつなぎ合わせて静脈を太く丈夫にした「シャント」を腕に作り、血液の取出口、戻し口として使います。
シャントは透析患者さんの大切な相棒で命綱です。
トラブルが起こると透析が行えないため、日々の自己管理と定期的な診察がとても大切です。
10月になりました
美味しいものを食べたり、飲んだりしたくなる季節ですが、今回は水分制限について書きます。
身体に溜まった余分な水分を透析で取り除く(除水)際に、取り除く水の量(除水量)が極めて多く、急に取り除くと、身体(特に心臓)に負担がかかります。そのため、透析と透析の間にあまり体重が増えないよう自己管理が必要です。
透析を始めると、多くの方は尿の量が急に減り始めるため、尿の量に合わせた水分制限が必要です。
水分制限のポイントとコツを覚えて透析に慣れてくるとストレスは軽減されます。